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【保存版】薬の正しい使い方&セルフメディケーション税制まとめ|健康カプセル!ゲンキの時間
2月26日に放送された「健康カプセル!ゲンキの時間」では、薬の正しい使い方から家計を助ける税制まで徹底解説をした。
日本くすり教育研究所 薬学博士加藤さんに解説してもらった。
処方薬と市販薬の違い
処方薬…医療用医薬品と呼ばれ、医師の診断に基づき治療のために使う。市販薬に比べ有効成分が多い反面副作用に注意。そのため薬剤師から指導が必要。
市販薬…症状の緩和に使う。医療用と比べ有効製品も少な目で作用も緩やか。
粉薬がある理由
粉薬は、すぐに溶けてくれるので、早く効いてくれる。
錠剤は溶け方の違う薬が何層にもなっており、効かせたい場所にしっかり届くようになっている。
食前・食間・食後とは
食前…食事20~30分前
食間…食後2時間後
食後…食事20~30分後
服用の間隔は4時間は最低必要。食べる時間がなかった場合、クラッカーなどで少しでも食べて胃を保護してから服用することが重要だという。
薬はお茶で飲んでいけない?
薬はお茶で飲んでいけないとよく言われていたが、鉄の成分とお茶の成分が合体し吸収しにくくなるので、薬の種類によるが、飲んではいけないのは正解。
グレープフルーツジュースは、フラノクマリンという成分が高血圧、片頭痛、心臓病などあらゆる薬の作用を強めてしまう。
また、牛乳は睡眠薬など脂溶性の薬の吸収を高め、めまいなどの副作用を起こす可能性があるという。
薬はしっかり水、ぬるま湯で飲まなくてはならないと加藤先生は語った。
セルフメディケーション税制
従来の医療費控除は、1世帯あたりの医療費(1年間)が10万円を超えたら控除対象となったが、セルフメディケーション税制とは、1世帯あたりの特定OTC医薬品購入額(1年間)が1万2000円以上が控除対象になるという。
注意点は以下の3つ。
①特定のOTC医薬品に限る。
パッケージにセルフメディケーション、税、控除対象というマークをしっかり見ることが必要。確定申告までレシート保管が必要。
②健康の維持促進に努めている。
健康診断や予防接種などの結果通知書などをしっかり保管するのが必要。
③正しい知識で税制を選択する。
使っている金額次第で、従来の医療費控除とセルフメディケーション税制どちらがいいか異なる場合もあるので、しっかり確認が必要だという。
※税制については、2017年2月末時点なので最新情報は別途ご確認ください。
知らないことだらけでした。1年でお世話になることも多いので、タメになる回でしたね!